出発 

7月10日未明のサッカー。

ワールドカプー。

ジダンのヘディングは強烈で、一発食らうとぶっ倒れてしまう。

おれもジダン→朝飯→おねむでぶっ倒れ、起きたら12時。

昼飯食って準備して出発したらもう2時さ。予定より14時間ほど遅れているぜ



お天気はいまひとつパッとはしない。

気温18度だって。


空もうす曇で、うっかりすると小雨でも降りそうだ。


地図

さてここで今回の目的地と北海道の地理のおさらい。

札幌から利礼まではこんなかんじだ。現役道民のおにさんの証言によると車で3〜5時間てところか。

まあうちの親でさえ普通に稚内日帰りドライブとかするぐらいだから楽勝だろう。

2時に出発して、夕方までに稚内へ到着は全く無理のない計画だ。

距離感がわからない哀れな内地民のために、同じ縮尺の内地の地図もつけてあげよう。道民は心が広いのだ。

 


札幌



札幌南ICからイン。



車は非力なので安全運転です。
平坦路だとベタ踏みで、
どうみても120キロが限界です。ありがとうございました。





すぐに北郷です。
いくちゃん元気かなあ。よくデートの帰り送っていったっけ。

この後札幌ICで本格的に高速道路です。



はるかに百年記念の塔




軽く小雨がぱらついてきた。
だが空気がよどんでいて湿気の多い内地と違い、
北海道は天空が限りなく高いよ。どこまでもにれの木が伸びているせいだよ。

言っとくけど、にれの木ってのは楡の木のことで、エルムのことだ。

エルムっつっても赤と黒のしましまシャツ来たおっさんじゃないよ

空は曇っているけど暗くはない。



野幌のあたりを過ぎると、早速「いかにも北海道」て感じの風景が広がりんぐ。

牧草地帯とか、サイロとか、牧草丸めたやつとか、 とか、そういうのだ。
江別だからな。

札幌ICを出てからまだものの数分しか経っておらず、
馬鹿な観光客は
「札幌からちょっと走っただけでこれかよwwwwwどんだけでっかいどうよwww」
と思うようだが、

札幌ICが札幌の超はずれの方にあるのだよ。





ちなみにこの道央自動車道は、札幌から砂川あたりまでは横風がスゴイので注意だ。

なにしろ日本で2番目ぐらいに広い石狩平野のど真ん中を突っ切るわけで、

右にも左にも風を遮る障害物はナッシングだから、それはもうピュゥッとくるわけだ

岩見沢とか三笠のあたりとかやばいぜ


木なんかもう枝が完全に曲がって生えている。

今日はわりと風が無いのにみんなぐにゃけてるでしょ。


岩見沢



そうこうしているうちに岩見沢だ。

岩見沢は珍しく日本語の地名で、「湯浴み」からきているようだ。

蝦夷地を探検に来た連中が風呂に入ったらしいぜ。

岩見沢は、そうだなあ、東京で言えば八王子みたいなかんじかなあ。

ギリギリ札幌圏。でも岩見沢は岩見沢でもう単体で成り立ってるみたいな。

札幌に通勤する人々は、岩見沢より手前の江別とかぐらいまでにとどまるようだ。

ちょっぴり見えている観覧車はご存知、三井グリーンランド

もちろん三井炭鉱の三井だよ

伊勢で実家行ったでしょ?

100年前は、岩見沢つったらもうあれだ、超栄えてた?みたいな

とにかく三笠とか卍とかバリバリ夕張とか美唄とか、

とにかく夕張山地の地底からザクザク湧いてくる石炭とりまくりんぐwwwwwうはwwwww

ってなってた大都市で、

室蘭本線も札幌じゃなく岩見沢から札幌には向かわずダイレクトに「鋼鉄の都市」、

アイアンシティ室蘭へ直行だぜ

今では炭鉱の町なんて廃墟マニアしか行かないけどなwwwwwww

ああ、すまん、室蘭もおまえらの聖地 だったな


 

その頃は千歳なんてなくて、千歳は支笏って言ったんだぜ

死骨みたいだから縁起が悪いとかって千歳に変えたんだよ

名古屋が南セントレアになるのとスピリッツは一緒だね


高速は岩見沢市街の南側を通過、栗山寄りだ。

ハイジ牧場はいまでもあるのかなあ。

よく羊乗ったなあ。





ここまで札幌南ICから20分。