XIV 狼と風を待つ町


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円覚寺の隣にあるのが、
この『風待ち館』じゃ。


ここには、実際の3分の1スケールとはいえ、
北前船のレプリカがあるのじゃ。



北前船資料館、といったところかや。
規模はそれほど大きくないがな。


 
さて、小腹が減ったのう。
それに、寒い。

と、思いきや、円覚寺の向かいにこんな店が。

http://www.kyu-rokuya.com/

店の前では看板娘が七輪で炭を熾しているわけじゃが、
これがまたいい香りなんじゃ。
炭の中に桜の木でも入っているのかや?



店に入るなり「何かあたたかいものをくりゃれ!」と言ったのじゃが、


うちはそば屋だから、蕎麦がおすすめ!


というわけで、ここでとろろ蕎麦を食った。
絶品じゃった!
ついでにコーヒーもいただいた。
うまかったの!


 

小雪舞う深浦港じゃ。
写真は夏じゃがの。

うみねこがにゃあにゃあいよった。

うみねこの群れに歩いて入ってみたら
何十羽も頭の上を飛び回って壮観じゃったの。


うみねこでぐぐってもアレしかでてこなくてうざいのお。
わっちは鳥のうみねこの画像が欲しいだけなんじゃがのw



それから深浦の町を散歩じゃ。


青森銀行のATMはぶっ壊れていたので、つがる銀行で金もおろしたし、深浦郵便局にも行った。


町の風景とかいっぱい写真撮ったのになあ

線路脇の小道も登ったし、
トンネル脇の茨だらけの崖も登ったし。


 


神社前の水じゃ。
各地によくある「○○の名水」なんじゃがな
「トヨの水」と書いて「とよのみつこ」と発音するそうじゃ。

寒い中、飲んでやったぞ

じゃが、ちょっと驚いたのは、町の老人たちがじゃんじゃん水を汲んでいくのじゃ。
ちょうど昼飯の前ぐらいじゃったからの、
この水で飯つくるんじゃろうな。

神明宮じゃ。








 
こんな道もありんす。



旧国道じゃ。
例によって『落石注意』の看板があったじゃがの、
例によって、わっちの頭よりも大きな緑の岩が路上に転がっておったぞ。
あんなもん、落ちてきたら無理じゃと言っておろうが。


 
それから、深浦町歴史民俗資料館じゃ

どこへ行ってもそうじゃが、ほんとうにこの手の資料館ほど楽しいところはないの。
一日おっても飽きん。

まあ、展示の中身はの、
この公式サイトをみるがよい。

ほれ、これが土産じゃ。


旅の醍醐味のひとつは、アマゾンじゃ買えない書物が手に入ることじゃの!





受付に、みるからに鉄の人がおっての、
受付のお姉さんに
「次の汽車に乗るまで1時間ぐらい、時間をつぶして、ご飯を食べたいんですけど、
 どこかいいところないかや?」
とか尋ねておったがの。

アホかと言いたい。

1時間じゃ飯喰うだけじゃろと。

受付のお姉さんは、円覚寺を勧めておったがの、
ここから歩いて10分ほどじゃと言われて尻込みしておりよった。

アホかと。

わっちなら円覚寺にたどり着くまであっちをフラフラ、こっちを眺めて1時間かかるっちゅうの。

ぬしは、駅で写真でも撮ってろと。

ていうかたぶん、わっちのほうが駅の写真撮るのでも精力的に動いたわ。

わっちは駅裏の崖に登って写真を何枚も撮ったがの。


ぬしのことじゃ、
この崖にすら気づいておらんのじゃろう。

まだまだひよっっこじゃ。






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