]Y 狼とあきたこまち


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能代からは特急じゃ。

485系特急というのは、道民にとっては内地を感じさせるちょっとした憧れじゃったがの。
今では見るのも珍しいというものじゃ。

が・・・・・


よくみてくりゃれ

カモシカ

ウシ科
エゾシカ 

シカ科



・・・・・。







特急とは言え、青森から秋田を結ぶローカル特急じゃからの。
わずか3両じゃ。
じゃが、地元に住む物にはそれなりに便利なのであろう。
かなり混んでおった。




あっという間に秋田じゃ。

秋田は駅がでかい。
新幹線の発着駅じゃからの。

じゃが、新幹線のホームはちょっと妙なことになっておる。



新幹線こまち

特急かもしか


こういうふうに、同じホームの前の方が新幹線、後ろの方が特急が停まるのじゃが、
ホームの真ん中には階段がありんす。

新幹線に乗るには、階段の脇のすごく狭いところを通って、
ゲートを抜けないと行けないのじゃ。
わっちぁなんか不便じゃの。



こまち が かっこいいのは否めん
九州の特急ほどではないがの。




まあ、どうせあれじゃろ?
ぬしら、あきたこまち、って言ったら

これを思い浮かべるんじゃろ?


それにしても、秋田のJRのイメージカラーはピンクじゃ。

こんな汽車もおる。




 

新幹線の発車まで小一時間ありんす。
秋田駅で土産物あさりじゃ。

秋田には駅にしか行ってないが、
秋田土産を買い込んだ。

でかいハタハタが最強じゃった!!!
すげえ東京では絶対売ってない大物があったので二尾買った!
パンパンにはち切れるぐらいコッコがつまっておって、最高じゃあ

もう食っちゃったがの!

すんげえうまかった!

内地民にはハタハタ知らん者もけっこうおるようじゃが、
わっち的には美味い魚トップ5には入る魚じゃ!

これは本気でおすすめじゃ!

http://www.omiyageakita.com/shopdetail/007002000001/brandname/

一尾470円じゃからまず買ってみりゃれ!




あとは、和製キャビア、っていうか とんぶり的な瓶詰めを買った。




ジュンサイとかも実に美味しそうだったが、瓶ものばかりは辛いのであきらめた。

それからハタハタパイも買った。

ま、あれじゃ

うなぎパイのパクリじゃな!
味もそっくりじゃった!

あとは、ここでしか買えない本を探した結果、
これをチョイス

東北さかな紀行
http://www.mumyosha.co.jp/docs/02new/sakana.html

これちょっとやばい
全部行きたくなる

○○漁港の××旅館がいい、とか、民宿△△で1500円で取れたてタコ食った
とか実名入りなもんで、
マジ行きたくなるレベル
しかもどれも安い!


東北おまつり紀行
http://www.mumyosha.co.jp/docs/02new/omaturi2.html

これもやばい

ねぷた、とか、山形の原寸大軍人将棋とか、なまはげ、とか
超絶メジャー級のお祭りから、
集落の儀礼まで網羅。

例えば

■稲垣村の虫送り
【開催時期】田植え終了後
【問い合わせ】○○宅

みたいな感じで、みたい奴はこいつの家に電話しろや、
と個人宅のTEL明記。

要するに、集落のお祭りなので、
その集落の全戸の田植えが終わったあと天気がいいときにやる、
みたいなレベル。

集落ごとに風習が違うので見たい人はガンバレってレベル。


すげえ
東北もまだまだ何度も行かなければ制覇できないな


最後に駅弁を買ってこまちへ。





こまち は、出発するといきなりバックする。

と言っても意味がわからないだろうが、要するに、



こう走る。

なぜかと言うとじゃな、



このように、秋田を出た後、大曲でスイッチバックして盛岡を目指すからじゃ。


それから、秋田から盛岡までは新幹線のくせに在来線を走る。
じゃから、


このように、在来線と新幹線と、線路の幅が違うのでレールが3本ありんす。

なので、在来線部分でも結構ビュンビュン飛ばしんす。
135キロじゃ。
さっきの在来線特急「かもしか」が95キロじゃからな、単純に1.5倍じゃ。
まじ速い。


大曲へ向けては再び山には入るからの、
また雪景色、雪一面の車窓じゃ。


ところで、地図を眺めながら外を見ていて疑問がわいたのじゃ。


なぜわざわざ2度も峠越えをして大曲を目指すのかや?
別に距離もそれほど変わらん気がするし、
雄物川沿いにいけば平坦ルートじゃないのかや?


その疑問に鉄オタは答えてはくれなんだ。
彼らはそういうことには興味ないのであろう。

ぐぐっているうちにこんな地図が。


「北ノ目」とか「強首」とか「女米木」とか、字面だけでもワクワクするような字名の地名がいっぱいじゃ。

このサイトによるとじゃな、



雄物川は古来、水運が盛んで、川沿いにずっと船着き場とそれに伴う宿場町があったようじゃ。
鉄道をつくると、この水運業界・宿場業界がつぶれてしまうと危惧して
山を通したのかもしれんの。よくある話じゃ。

羽後境駅のあたりは、川が勾配を逆流するようにうねうねと曲がることから
「逆合」→「さかあい」→「境」となったそうじゃ。


関係ないが、
このサイト (廃線・廃トンネル探検)
もなかなかいかしておる。

 この回とかまじおもしれえ ちょっとあこがれる

・・・と思ったら廃線廃道探検のプロだった・・・

わっちも北海道でほんのちょっと廃道探検したことあるけど、
ほんとマジ勇気との戦いになるんだよね
帰れるかな?的な。
んで、わっちは今のところその戦いに全敗でありんす。

やりとおす人はマジすごいと思う。




大きな川を渡ると、大曲駅じゃ。

大曲駅、と言われればすぐにどこかわかるじゃろ?
少なくとも秋田県ということは誰でもわかるはずじゃ。

じゃが、ここは大仙市じゃ。
大仙市と言われると、どこにあるかさっぱりわからんじゃろ?
ここでも平成合併の最悪なネーミングセンスが炸裂しておる。

大仙市、と言われると、
仙台の辺りかな、
それとも、なんか台湾ぽいな?
そんな感じがしないかや?

じゃが、大曲市+仙北郡=大仙市 ということじゃそうな。
しかも「仙北市」というのが他にあるときたもんだ。

ほんと頭悪いよな。

「みなみあきた市」ぐらいのほうがまだマシじゃ!




で、ここから新幹線はスイッチバックして田沢湖を目指す。

わっちは進行方向も変わったところで飯じゃ!


きりたんぽ弁当

冷めた汁漬けのべたべたのきりたんぽが入っているのかと思うじゃろ??

今時の駅弁はハイテクじゃぞ?

なんかヒモがついておっての、
これをぐいっとやると、シューーーーッっ熱々の湯気が発生しよるのじゃ。



湯気が出てほかほかじゃ!



舞茸が本格的に美味い!セリが最高じゃ!
長呂儀やいぶりがっこも入っていてこれがありがたい!
これはいけるのう!





で、食ってたら外は真っ暗!

いつの間にか田沢湖について、盛岡についた!

盛岡からは時速275キロで一路東京じゃ!

今度はもっとゆっくり行きたいのう!

おしまいじゃ!


よーし、これからも日本中の田舎をめぐるぞーー!

 

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