伊勢攻略記 

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1日目A


温泉を求めて

津に飽きた我々は、津の山奥にある「榊原温泉」を目指すことになった。

なにしろ、昨日は丸一日労働したあとに休みなくロングドライヴの上車中泊だ。体の節々が痛い気持ちでいっぱいです。

こうゆうときは温泉に浸かるに限る。

そう思いながら温泉の少ない関西の地図を穴の開くほど見つめていた我々の目に、

「榊原温泉」という文字が飛び込んできた。津から郊外へ車で30分ほどの距離だ。

津自体がすでに郊外だけども、その郊外からもっと郊外に、要するに山の中へ向けてちょろっと走ったところだ。

 

 

とりあえず、津の郊外に出た。

意外にも北のほうの遠くの山に雪が積もっているようだ。

鈴鹿山脈の北の端の辺りは1100b級の山もあるようだよ

 

いかにも田舎って感じ丸出しの道を、

しばらく走ると、

 

 

なにやらひとだかりが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(( ;゚Д ゚))アワワ


 ななくり

さらに道を山へ山へと分け入ると、

榊原温泉の案内が出始めた。

清少納言。

拡大しても清少納言。

 

なぜ清少納言かというと、

この榊原温泉は清少納言が枕草子で「ぶっちゃけ日本で温泉って言ったら榊原温泉と有馬温泉とタマツクリ温泉?みたいな?」

と書いたという、日本三大温泉の一角なのだ。宇宙一の洞爺湖温泉が入ってないのは平安時代だから仕方がないね。

(枕草子 第117段 「 …湯は、ななくりの湯、有馬の湯、玉つくりの湯」の「ななくりの湯」が榊原温泉。)

 

 

そんなことを考えながらぶらぶら走ると突然到着。

 

 

意外なぐらいに温泉宿が複数あって、どこにするか迷った末に、地図に載ってた「湯の瀬」に行くことに舌。

 

ここは町民がよく利用するようで、一回500円ぐらいで倒れるまで入浴できる。

先週も二人倒れたらしく、「温泉の浸かり杉は自己責任でおながいします」と書いてあった。

 

タオルがなかったので自販機で200円のタオル券をゲットしてカウンターのお姉さんに渡すと手ぬぐいをもらえるシステムで、

バスタオルがほしいのでバスタオルほしいなあと呟くと、バスタオルは現金で400円払えという非常にトリッキーなシステムに戸惑いを隠せないのだが

お姉さんの隣にいた初老の男性が「バスタオルなんてなくてもいいじゃない、ヘヘヘ」って言うからそれもそうだねってことで手ぬぐい一本で温泉に挑むことになった。

 

 

温泉は結構温度熱っつめで疲れた関節に滲みる〜〜〜めっちゃキモチい!!!

まさに湯〜とぴあ。

 

露天風呂ははっきりいって周りから丸見え。

周りには農家みたいのしかないけどね。

 

面白かったのはこれ。

一人用の屋外サウナ。木の物置みたいな感じで、中に入ってパカパカッとフタを閉めて、上から顔だけ出す。

体は蒸し蒸しでほっかほか、汗ダッラダラ、顔は涼しく、木の香りが心地よい。まじおすすめ。

一般販売もしているよhttp://each-one.com/hako/price_order_hakomsi.html

ジェットバス

 

寝湯

 

歩行湯

 

打たせ湯

 

温泉は典型的なアルカリ泉。ちょっぴりヌルリとくるお肌ツルツル系だ。

個人的には道民なのでやっぱ温泉といえば硫黄泉、火山、にごり湯!なんだが、

内地、特に西日本にはそもそも火山がほとんどないので火山性の温泉が乏しいのもやむをえない。

無理やり地面を掘りまくって超地下からくみ上げたりすると普通はアルカリ系の温泉になるね。

 

余談だが、なぜか私が温泉に行くとしばらくするとその温泉で何かが起こる。

長野の白骨温泉に行ったらしばらくしたら温泉に粉入れてたとか、

箱根に行ったら台風で温泉壊れたりとか、

秋田の乳頭温泉行ったら湯けむり殺人の上雪崩とか、鶴の湯なんかまさにこないだの東北遠征でガツンと入ってきたところだけにショックだよ。

 

 

そんなこんなで一時間ぐらいお湯に浸かった。最高。

おまけ↓

なな、クリだから突起からジュンジュンおつゆが溢れているの。

 

 

さて、次は霧山城を目指します!

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