高規格道路233

 

高速道路を降りると、前の車たちはいっせいに加速した。

僕の最高速120キロ号じゃついていけないよ

高速より下道のほうが速いとかさすが北海道だよ!

札幌まで40分早くなるとか絶対嘘

むしろ遅くなるに400ルーブル

この糞看板にだって少なくみても5万円はかかってるんだぜ

役人氏ね

 

高規格道路をつくってるんだと

大体留萌から札幌行きたければ雄冬をかっ飛ばしていけばいいのに

この道路はもちろん税金製だぜ!

やれやれだぜ


最初の寄り道

 

今回の目的地はあくまでも離島であって、途中は一切無視だ。

そうでもしないと夕方までに離島入りできん。

そう固い決意を胸に秘めて走っている我々は、

その決意を胸の奥にしまいこんだままバス停で記念写真。

「番外の沢」が固有名詞か普通名詞なのか不明。

バスの便数は思ったよりある。

まあ、「通過時刻」だけどね!!

道端に生えてる赤つめ草。

美味しいよね!子供の頃よく食べたよ!!

でもここのは食べない。道端で誰かオシッコしてるかもしれないでしょ!


かずのこ戦場

 


留萌知ってる?。

数の子の生産量が日本一。

数の子って何のコッコかしってる?ニシンだぜ

鰊については、内地民の知識は驚くほど乏しい。

食ったことないとかほざく連中が多すぎる。

確かに、最近は漁獲高が激減してスーパーで売っているのを見かけることは稀になった。

が、おれが子供の頃は、サンマ・イワシ・ニシンが三大大衆魚だった。 

サンマが秋に食えるのと違い、ニシンは春から夏にかけて食える。

腹の中に入っているカズノコは、普通に焼き魚をするとどうしても火が通らないから、

ちょっとよけといて身を食べ終わったら別に焼きなおすかストーブの上に置いといて焼くんだ。

引き締まった食感だぜ

嘘や間違いが多いことで有名なウィキペディアによると、

   食通で知られる北大路魯山人は著書「魯山人味道」(平野雅章 編)で、

   「煮たもの焼いたものはさほどでも無いが、乾物を水でもどしたものを上手く料理すると美味しくなる」と言っている。

ハ!

魯助は哀れにもまともなニシンを食べたことないんだろうね

身欠きニシンをぶちこんだニシン蕎麦も悪くないが、ただの身欠きニシンのほうが美味い。

にしんそば

身欠きニシン

だがニシン漬けは最強だ。ニシン漬けに入ってるニシンと大根ばっか食うぜ

ニシン漬け

まあオマエらは数の子が一番知ってるんだろ?

ぶっちゃけ数の子ってそれほど美味くもねえよな?

Wizardry#3にCrawling Kelp(不確定名称Strange Plant)っていうモンスターがいたけど、

超でっかい昆布は実在して、要するにラッコとかが包まってるんだけども、

それにニシンが卵産みつけたやつ、要するに「子持ち昆布」のほうが千倍は美味い。

さすがのオマエらでも知ってる「江差追分」な、

あれにも出てくるだろ、ニシン。

カモメに尋ねると「あたし・・・あたしにはわかんないの。奈美に聞いて。ごめんね。」って。

そんな留萌も今は夕焼けを売りにする港町さ

留萌市外に入ってすぐ、「留萌一安い電気屋」があってどんだけ安いのかと思ったけど写真は取れませんでした(><)

さあ、留萌支庁を縦断するよ!!