四国円性器

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 第2日目(1)

さあ、昨日立てた綿密な計画がコレです。

かなりのハードスケジュール、途中で無駄な時間はあんまりありません。

余計なところでダラダラしている暇はないのれす。


07:20 室戸かわいいよ室戸

朝、国民宿舎を出て展望台へのぼった。

手前に見えるのが国民宿舎。

向こうに見えるのが室戸の漁港。

西を見ている。

反対の東を見ると、

風力発電所のアレがぶんぶん回っていた

台風のときとか、ものすごい勢いで発電するんだろうなあ。

四国の電力会社は四国電力、「よんでん」というらしい。コナミみたいなマークだ。

ちなみに北海道の北海道電力は「ほくでん」、東京電力は「とうでん」だが、東北電力はなんていうんだろう。

まだ朝7時過ぎだというのに、真夏の日差しはつよい。

さすが南国だ。

遠くを見ると

どこまでが海かわからない。

自転車の高校生のおにゃのこも走っている。


07:30 謎の植物キター

ちょwwwこれwwwwどうみても5〜7cmじゃないんだけどwwwwwwwwwww

やっこそうwwwwwwww

 〜ヤッコソウ(奴草科)〜
 大名行列の先頭を行く「奴」の人形に似ていることからこの名が付いたということです。
 このヤッコソウはシイ(椎)の木などの根本に寄生する植物で1896年に山本一教諭が発見、牧野富太郎博士が新属新種と確認したと言うことです。
 そのため学名はMitrastemon yamamotoiです。
 ヤッコソウは、スマトラに自生する世界最大で、あの悪臭の花として有名なラフレッシァ・アーノルギーの近縁にあたるということで、
 自生地は南四国・南九州の暖かい地域で、この室戸が最北限だということです。
ちょwwwラフレシアとかwwww


続いて台風関係のニュースです。

http://www.haruna-naoaki.jp/now/article/041022-154723.html

 18b近くの大波が堤防を破壊、すぐうしろの市営住宅にコンクリートの塊もろとも波が押し寄せ、3名の命を奪いました。
 分厚い堤防のコンクリートが継ぎ目の部分で完全に崩壊、その塊が住宅の中に直接放り込まれています。
 「1934年の室戸台風以降こんな高波はなかった・・・」


気を取り直して土佐浜街道を北上。

室戸の東海岸は険しい岩壁でさまざまな奇岩がそびえていたのに対し、

西海岸は緩やかな海岸段丘で、集落も多い。

つまり、椰子の木やハイビスカスも多いってこった。

道端には相変わらずお遍路さんも歩いている。

四国を走っていてわかったのは、

四国民はお遍路さんのために、あちこちに無料の休憩所やトイレがあって、

お遍路さんは宿泊無料とかのお泊り施設もあるのだ。

まああれだね、四国ぐらいの小島だと、歩いて回ろうかなって気になるんだろうね。

北海道だとムリだね。

仮に歩けたとしても、途中でクマに食べられるかオジロワシにつれてかれるか、さもなくば海岸線でトドに襲撃されてオホーツクに引きずり込まれるかだ。

それにしても、朝の土佐浜街道は、意外なほどに交通量が多い。


08:00 四国の地名はエロゲーみたいなのが多い

奈半利。

なはり。

なはり は土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の終点だ。

ごめんなはり線とかもう名前からしてアレだけども、くろしお鉄道はこないだの宿毛駅での事故で有名になっちゃったけど、

なんかもうね、単線でディーゼルだけども、田舎の海岸を走るんだけども、ほとんどフル高架だ。小田急線よりすごいぞ。

ナハリのあたりもこんなかんじ。どこの都市新交通よって感じでそ?

おまえら高知の国鉄ってこんなのイメージしてるだろ?

これにはね、ある秘密があるんだ。

 

あのね、土佐くろしお鉄道はね、昭和の末期の、国鉄民営化のころの廃線ラッシュの頃に、

第三セクター方式で民営化されたんだ。

ふるさと銀河線みたいなアレさ。

 

でね、当時ね、途方もない額の負債は国鉄が引き継いで、新しくできる第三セクターの鉄道は頑張ってもらうような制度があって、

第三セクターになってしばらくの間は、借金があっても全部国鉄が肩代わりしてくれるんだ。

 

そこに目をつけたのがくろしお鉄道で、

採算無視でガンガン設備投資したのさ、そのときにこういう高架路線を整備して、

ど田舎のローカル線なのに、高速運行できるように設備を整えたってわけ。

 

それから、おにゃのこの車掌さんを導入したのもくろしお鉄道がハシリらしいお。

くろしお鉄道車掌タンの制服くろしお鉄道車掌タンの夏服くろしお鉄道車掌タンの冬服

まあ目のつけどころはサスガといえばサスガだよね。

ふるさと銀河線にはそんなこと思いつかなかったね。

四国民は抜け目がないってこった。ほめているんだよ!


08:40 安芸

あのさ、安芸ってさ、広島だと思うしょ?

高知にも安芸があるのよ。

今回のたびのお供の手元の地図はけっこう安芸プッシュしてあってね、

安芸に説明文が二つもある。

室戸だって1つしかなかったし、高知市だって桂浜ひとつしか説明ないのに、

安芸はふたっつだ。ふたっつで充分ですよ、わかってくださいよ。

 

それによるとだね、

『安芸 城下町の面影が残る田園都市 武家屋敷や土蔵造りの町並みが人々に郷愁を感じさせる』

『野良時計 安芸のシンボル 約100年もの間 田園に時を刻む』

っだそうだ。

 

あのね、道民はね、武家屋敷や土蔵造りの町並みに郷愁なんか感じないよ、そんなの外国文化だからね。

でもさ、この説明文だけでは、野良時計のイメージがサッパリ思い浮かばない。

ネコタンが並んでいたらどうしようとか、

ワクテカしながら国道から安芸へ入る。

後ろを走っていた土佐美女の車と別れてしまうのが名残惜しい。

向こうも、こっちが右折してゆく姿を見えなくなるまで見つめていた。

 

車が多かった国道から一本はいると、そこはもう稲穂揺れる農村。

昨日はまさかの二毛作に動揺したが、さすがに二度目ともなると慣れた。

土佐民は、一年に二回も米の収穫をする貪欲なひとびとなのだ。

などと考えていると、野良時計の看板が見え、じきに野良時計駐車場に到着。

まだ朝の9時だというのにι(´Д`υ)アツィー


09:00  チン☆⌒ 凵\(\・∀・)野良時計ドコー

さて。

駐車場に車を止めて整備がゆきとどいた石畳の道を少し歩いてみる。

駐車場の隣には、妙にこぎれいな、この風景には明らかに場違いな小洒落た感じの喫茶店がある。

喫茶店というか、珈琲ショップというべきか。

モーニングセットのほかに、手作りチーズケーキだとか、手作りクッキーがウリのようだ。

田園都市線とか東横線の住宅街にありそうな感じだ。

この喫茶店と続きで、とってつけたような札幌の時計台の劣化コピーみたいな時計のついた土蔵もある。

野良時計にかこつけて観光客に媚びようという、商業主義に毒されてしまった悪い観光地の典型だ。

こんな農村の田んぼのなかまで来て、こんな喫茶店や中途半端なニセ時計に用はない。野良時計みせれや。

だが、まわりには『→武家屋敷』とか『←土蔵の町並み』とかの案内看板があるが、肝心の野良時計への案内看板がない。

そのかわりにこんな看板があった。

で、野良時計はどこ?

正面を見てもこんな感じ。野良時計はない。


たんぼ遊び

いつまでたっても野良時計が見つからないので、そこらへんの田んぼを見始めた。

札幌育ちの道民には田んぼもかなり珍しいのだ。

お米っていいにおいするねえ (*´д`*)

しっかし、頭をたれる稲穂とか一体全体いつの8月2日だよと、

でも↓こっちは夏気分満点だ。

なんだかイキイキした緑の具合といい、綺麗な黄色と紫の花といい、いかにも夏って感じでしょ?

で、

この花なによ?

道民見たことない花だよ?

少なくとも、栽培作物であることは確か。

ジャガイモ、ナス、タマネギではないし、トマトでもない。マメ系の花ともだいぶ違う。

なんだろうなんだろう。

考えてもわかんないので後回し。(この花の正体は後で知ることになる。)

 

田んぼ脇の水路に目をうつすと・・・

アメンボ イタ━━━━(*´∀`)━━━━ !!!!!

メダカもいるお!

タニシもカエルもいた!!

田んぼ楽しいよ田んぼ

朝っぱらからなに田んぼ覗いてるんだろうなあ、とか思われたカナ(^ω^ )?


喫茶店へ突撃

田んぼ遊びに夢中になってはいけない。

今日のスケジュールは過密でタイトなのだ。

早く野良時計をみなければ。

そう考えた我々は意を決して喫茶店に突撃することにした。

きっとどこに野良時計があるか教えてくれるだろう。

 

・・・。

 

・・・・・・。

 

・・・・・・・・・・・。

 

 

(゚Д゚)ウマー

 

そしてさっきの黄色いお花の正体を聞いてみた!

答えは

 

 

ほほー

 

あれか!

 

あれか!!!

 

夏の食材に欠かせないアレですか!!!!!!

 

はじめてみたよ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

確かに、昨日からあっちこっちのお土産やさんで売っていた!!!!!!!

 

もうこれで君たちも正体がわかったNE!

 

 

 

 

 

 

       巛彡彡ミミミミミ彡彡
       巛巛巛巛巛巛巛彡彡       
   r、r.r 、|:::::           | 
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  |_,|_,|_人そ(^i    ⌒ ) ・・)'⌒ヽ   ・・・え?
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  人  入_ノ´   ┃ヽニニノ┃ノ\  
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      /   \ ト ───イ/   ヽヽ

 

なんだって??

 

わかんない????

 


       巛彡彡ミミミミミ彡彡
       巛巛巛巛巛巛巛彡彡
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      /   \ ト ───イ/   ヽヽ


あのね、うんとね、

 

 

これさ!!!

これだよ!!


野良時計

それからね、もうひとつ重要なことがわかったよ!

野良時計ね、

あれね、

喫茶店の隣のね、

 >この喫茶店と続きで、とってつけたような札幌の時計台の劣化コピーみたいな時計のついた土蔵もある。

これだったYO!!!!

時計止まってるし!


ちょっと岩崎んち行ってくる

さあ、次は岩崎弥太郎の生家へGOだ。

え?

誰?

誰か、だって???

 

おいおいこれだから最近のゆとり世代は困るね

こないだ東北で行って来たばっかりじゃないか

 

そう、あの小岩井農場の創設者、岩崎弥之助の

お兄さんだよ

 

競馬好きなら常識だろ?

 

まあ、ちなみにね、この岩崎弥之助のお兄さんの岩崎弥太郎はね、三菱財閥の創始者でもあるんだ。

このことはまあ、ちょっとマイナーだから、知らない人も多いかもわからんね。

 

まあ、そんな岩崎君の家にね、ちょっとお邪魔しようと思うんですよ。

なにしろこんな看板まで出して招いているぐらいだからね。

なんかさ、

あれだよね、

偉大なこの人連想しちゃったよ

自転車の高校生のおにゃのこも走っている。


09:30 はいられん

ちょっと気になったので撮っといた


ちょwww二毛作

岩崎さんの家に行く途中、

信じられない光景が!!!!!!!!!

ちょ

ちょっと

このひとたち

8月に入ったばっかりなのに田植えしてるよ!!!

なにこれ

こんな風景みたことない

頭を垂れる稲穂と田植えが終わったばかりの田んぼのミックスとか

どんだけ二毛作なのよ

JA土佐 必死だなwww

 

マジレスするとさあ、

 

稲刈りの頃には田んぼ乾いてるじゃんか、

稲刈りするじゃんか

 

稲干すじゃんか

 

根っこは、

 

抜くのか?

 

で、

 

耕して

 

水入れるのか?

 

っつーことは

今こうして田植え完了している田んぼは

一体全体いつ稲刈りしたのかと

小一時間

 

あと、

四国出身の方から

二毛作ではなくて二期作ですとの貴重なご意見をいただきました。

これからの番組作りの参考にさせていただきます。┏○ペコリ


09:35 岩崎家

岩崎ん家には誰もいなかった。

蝉だけがもうね、アホかと思うぐらいいっぱいいた。

しかもね、木に近づくとビュンビュンとぶんだよ。

ウルセー

岩崎の家は、ずいぶんとまあ、古い感じだ。

でもね、中に入ると蝉の鳴き声も少し静かになるし、涼しいんだよ。

菊次郎の夏かと思ったね。

エアコンかけてるわけじゃあ、ないんだよ。

 

弥太郎はね、庭に石っころ並べて日本列島にみたてて、日本制覇を夢見たんだって。

なんかあれだね、列島作ってあっちこっちいってるボクみたいだね(・∀・)

それがこの石さ。

・・・。

・・・・・・。

ぶっちゃけ

なにがどう日本列島なのかよくわかんないんです(><)

 

 

それにしてもさ、こんな木の家の中で火焚いたりしてたなんて、

岩崎はずいぶん度胸があるって言うか、

おれだったら火事怖くて寝れないね、

なんて思ってたら、天井にちゃんとスプリンクラーあったよ

やるじゃん岩崎

 

庭にはどかーんと碑があって

立派な樹も生えている。

この樹はきっと、弥太郎が生まれたときから、弥太郎のコトを見守っていたんだね。

 

この空も山も、弥太郎が生まれたときとかわってないんだね。

 

三菱マークの元になった家紋もはっけん下


10:00 さて、目指せ龍河洞 GO WEST!!

さあ、岩崎君の家を見たから出発さ。

ここまでの安芸関係は、今日の壮大なスケジュールの中ではプレリュードにすぎない。

まずは今日の目玉第一弾、1億7500万年の歴史を誇る龍河洞へいかねばならない。

1億7500万年から見れば、たかだか100年かそこら昔の岩崎なんて、ありんこみたいなものだ。

安芸を出ると、次は穴内(あなない)だ。

なんか道民的には懐かしい響きだ。

 

次の芸西には天文学習館がある。

かなり魅かれるが、きっと夜に星を観に来いとか言うに決まってる。

さすがに夜まで入れないのでスルー。

 

白砂青松100選の琴ヶ浜というのもあったがスルー。

代わりに皆さんには、ボクが想像する琴ヶ浜のイメージ映像をお届けしよう。

 

和食とかいて「わじき」と読むところを過ぎ、

大きなゴルフ場を左手に見ながら進むと香美へ。

だからどこのエロゲかと。

なんて読むのかはわからない。

 

香我美(かがみ)を過ぎると道は一旦海を離れて内陸へ。

高知市街が近づき、車も家も増えてくる。

だが今回は、高知に立ち寄ることはない。ごめんな竜馬。

 

野市で右に曲がる。葬式をやっていた。

 

すぐにガソリンスタンドに入る。

ここから当分、山の中を走る。

念のためガソリンを満タンにするとともに、横浜から酷使したエンジンちゃんのためにオイルとエレメントも交換。

色々頼んだら、ガソリンスタンドのおねいさんが景品をくれた。

全然関係ない写真

 

 

ここから一気に山に入り、龍河洞を目指すのだが

どうしても気になることがある。

気になって気になって仕方がない。

それは

左手の山上にそびえる

このシャトーだ

だがその謎は解明されることはない


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